帝王切開の術中(麻酔編)
手術室にていろいろセットされ、準備が整ったらいよいよ手術開始ですが、
ここでは麻酔について説明していきますね。
帝王切開では主に、
緊急帝王切開の場合は全身麻酔、
予定帝王切開の場合は下半身麻酔が用いられることが多いです。
全身麻酔はすぐに効きやすいということもあり、緊急時に使用しますが、
意識がなくなるので、産声を聞くことはできません(+_+)
また、麻酔が切れた後に頭痛や吐き気が起こることもあります。
下半身麻酔には2種類あります。
・硬膜外麻酔
脊髄の硬膜外膣に細い管(カテーテル)を挿入して、そこに麻酔薬を入れます。
術中もカテーテルを使って麻酔薬を追加できるので、
時間が長くなっても対応できます。
また、術後もしばらくはカテーテルをつけておくので、
術後の痛み止めにも使えます。
・腰椎麻酔
背骨と背骨の間に注射針で麻酔します。
注射での麻酔なので効き目の持続時間が短めです。
下半身麻酔は手術台の上で横向きになり、足を抱えるように体を丸めて
腰に針を刺します。かなり痛いです(>_<)
痛さで思わず体がのけ反りますが、看護師さんたちに抑えられているので、
無事に麻酔をうけることができます。
病院によって使用する麻酔が違うこともあるのですが、
硬膜外麻酔と腰椎麻酔を併用することもありますので、
説明を受けてくださいね。
私は硬膜外麻酔をしたのですが、
カテーテルを入れるための麻酔をしてからでした。
そのため、カテーテルが体に入る痛みは感じませんでしたが、
ぐいぐいと押し込まれるのだけはわかりました。
その後、麻酔の効きを確認するために濡れたコットンを足などにあてられ、
冷たいのがわかるかどうか確認されます。
そしていよいよ切開開始です。
サイト内関連記事
- 帝王切開での入院について
- 予定帝王切開の場合、あらかじめ帝王切開する日時を決めているので、 手術前日か、前......
- 帝王切開の術前にやること
- 帝王切開の手術の前には、病院によって若干の違いがありますが、 いろいろとやってお......
- 帝王切開の術中(切開~赤ちゃん誕生)
- 麻酔の効きを確認すると、すぐに切開が始められます。 ・腹壁切開 縦切りか横切り......
- 帝王切開の術後はどんな感じ?
- 無事に帝王切開が終わって部屋に帰ってもしばらくは、 麻酔が効いたままなので痛みは......