帝王切開と血栓症について
帝王切開をして一番なりやすいのが血栓症です。
血栓症とは、エコノミー症候群と同じで、長時間同じ姿勢で座っていたり、
体を動かさないでいると、血流が悪くなり、
ふくらはぎなどの下肢に血の塊ができやすくなる症状のことです。
この血の塊が血管に詰まってしまったり、
また流れたとしても肺に到達すると肺塞栓症になったり、
呼吸困難を起こし、最悪死に至ることもあります。
血栓症のリスクを高めるものに、腹部手術と妊娠が挙げられています。
人間の体は出血をすると血液が固まろうとしますよね。
特に妊娠時は出産という大出血に耐えられるように、
血液が固まりやすくなっているため、
もともと血栓ができやすい状態になっているそうです。
さらに帝王切開で出産すると、腹部手術なので術後に動けないため、
自然分娩時よりも血栓症のリスクが高まるわけです。
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(C) 2012 これで安心!!帝王切開での出産ガイド